君が大好きなもの.4
「ふざけた事抜かしてんじゃねぇぞ、コラ!
「土方さんが上の空で俺のに奉仕するからいけないんでさァ。」
「ちげーよ、それ以前の問題だ!
「・・・へ。」
…なんか違ェなァ。
あれ、本当になんでだっけ。
が。
僅かの間ではあるが、土方の腸内で温められたせいもあって
若干溶けたマヨネーズが白い液体となって飛び出してくる。
そんな様子をニヤニヤと眺めながらしゃがんだ総悟は
羞恥心を煽るように脚を開かせて呟いた。
「あーあー。アンタ、イイ歳こいて何をお漏らししてんだィ。」
誰が突っ込んだマヨネーズだと…ひっ!」
怒鳴って叫んだ拍子に腹に力がこもり、
またもや秘部から出てくる感覚に土方は悲鳴を上げた。
動けば動くほど出てくるものだから、総悟に脚を広げた体勢のまま、
殆ど動けない。
「ぉ、どうしたんでィ、土方さん。
今、アンタの全部が丸見えですぜ?」
少しだけ反応している土方自身とマヨネーズが垂れ流しになっている蕾を、
総悟の視線がねっとりと舐めまわす。
それに耐え切れなくなったのか真っ赤になって震えていた土方は
ついに喚き始めた。
「…ッ!!
あぁぁ!!もう嫌だ!もうこの世の全てが嫌だ!!
なんで俺がこんな目に合わなきゃいけねーんだよ、あァ!?」
なんでこんな昼間からマヨネーズ戦争起こさなきゃいけねぇんだって話をしてんだ。」
言われ、総悟はきょと、と思考と動きを止めた。
…そういや、何で俺。土方さんをヤろうとしたんだっけ。
えーと、
確かなんか土方さんがすっげー忙しそうに書類整理してて、
それ見ててなんかちょっかい出したくなって…違うな。
じゃぁ、ムラムラして…。
というかマヨネーズなんか人質にとらなくても
土方さんを押し倒す事なんてワケないのに。
あり?じゃぁなんでだぁ?
えーと、そうだ。
確か土方さんの部屋に行く前に旦那談ジミーこと山崎に会ったんでさァ。
そうだそうだ、思い出しましたぜィ。んで、そん時に。
『副長って、本当マヨすきですよねぇ。
まぁ俺はミントン(と副長)(←総悟のみに聞こえる副音声)命ですけどっ。
そういや沖田隊長って何が一番好きなんですか??』
・ ・・あ。なんかめちゃくちゃ胸くそ悪くなるウゼェ事思い出した。
「オイ・・・総悟?」
土方の呼ぶ声で、総悟は廻る思考から引き戻される。
対して土方は突然動かなくなった総悟に違和感を覚えながらも、
とりあえず脱がされたズボンと下着を引き寄せ、
開かされた脚を閉じようとした。
「え!?うぉい、ちょ!!?」
まるで時間が動き出したかのように、
かつ素早い動きで総悟は閉ざされかけた土方の片方の足首を掴むと
勢いよく持ち上げる。
「あ・・・っ!」
またもや、注がれたマヨネーズが土方の蕾からこぼれ出てくる。
それに羞恥する暇も与えずに総悟はグイと顔を近づけた。