が大好きなもの.3



などと思っている間に尻をペチと叩かれた。





「あー。相変わらずイイ形の尻なことで。」





Σケツの話かよ!とツッコミを入れようとした瞬間、
ズンと肛門に物体Xが土方に突っ込まれた。





「いて、痛い!!」

「そりゃァそうでしょうよ。慣らしてねェですもん」

「だからテメーはどうしてそうやって人に苦痛ばっかり…」





言いかけ、相手がサディスティック星のサド王子だった事に気付き、
そんな言葉は通じなかったと土方は溜め息をつく。

だが、違う。阻止すべき事はソレではなくて。





「総悟!落ち着け、とりあえず冷静に話し合おう。」

「土方さん。俺はいつでも冷静ですぜィ!」

「副長にまたがってケツにマヨネーズ突っ込むヤツの何処が冷静だコラぁ!」





そう。
先程の物体Xの正体は勿論総悟によってフタを開けられたマヨネーズである。





「だからな…って、あぁ!?」





じゅぷ、ぐぽっ





「あっ、ぃぁ、ァ……っ!」





ヤりやがった、このガキマジでヤりやがった!!
本気で俺の腸内にマヨネーズ入れてきやがったぁあ!!





「おめでとうございやす、土方さん。
大好きなマヨネーズと合体出来やしたぜ」

「『おめでとうございやす』、じゃねぇよ!
何処の世界に直腸とマヨネーズを
合体させようとするヤツがいると思ってんだぁ!?」

「へい、ここに。」

「総悟ぉおお!テメ、何を偉そうに…ひ!!」





くぷ、くぷぷ。





「んゃ、あああ!」





またもや入り込んできたマヨネーズのなんともいえない感覚。
以前も総悟に”イれやすくするお薬でさァ”とか
ピンク色のジェル状の液体を注入された事があったが、
あれよりはるかに気持ち悪い。
その正体が分かっているから、余計に。
耐え切れずに土方は畳に爪を立てる。





「あっぁああ・・ッ」

「あれェ?おっかしぃなぁ。
土方さん、好きなんだろィ?マヨネーズ。」





ジュポッ





と小気味の良い音を立ててマヨネーズが引き抜かれる。
そして土方の上に馬乗りになっていた総悟はようやくどいた。
ちくしょう…と体内に拭えない違和感を覚えながら
土方は総悟を見上げる。
すると、思いっきり出したままの総悟の下半身が目に入った。
勿論、先程土方が舐めたままの状態で。





「てっめ、まさかそのまんまの状態で俺の上に乗ったんじゃ…!」





半ばキれそうになりながら土方は上半身を起こす。
だが、その瞬間である。





ぷりゅぷりゅ





「ぃい!!?」





思わず叫んだ。というよりは、叫ばずにはいられなかった。
腹に力を込めた途端にトロトロと
ヒクついた秘部からマヨネーズがこぼれて、内股を伝うのだ。


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