助けて。
心はそう叫ぶ。それを実際に声に出すことは許されない。
「ひぐ、ぁ…んく、ぅ!!」
「クク、最高に締まりがいいぜ、土方…!!」
散々ふやけるぐらいまで舐められ、緩められた土方の秘部をじゅぶじゅぶと音を立てて猩々星の天人の巨大な性器が律動を繰り返す。縛られて四つん這いにさせられている為に、必然的に腰は高く上げる姿勢になり、その下には蛸の天人が入り込んで土方の雄を絶え間なく愛撫して嬉しそうに吸い続けていた。
「十四郎君のにおい、十四郎君のあじ」
「ふぁ、ん、く」
「どうした?口の方が随分と疎かになっているぞ」
そして、土方の口にはネズミの姿をした天人の性器が突っ込まれていた。唾液を口の端から零しながら、初めての、しかも強制的にさせられるフェラと括約筋を抉じ開けられる感覚に何度も意識を飛ばしかけた。
『…総悟、テメ、どこ行くんだ?』
『姉上への、仕送りしに行くんでさァ』
だが、その度にそう言う総悟の顔が浮かぶ。
否、総悟だけでない。家族に仕送りしている隊員は他に大勢居る。彼らの為にも、気絶したりして土方を犯す彼らの機嫌を損ない、真選組を解散させるわけにはいかなかった。
「や、ぁ、う旦那、様、ぁ…!」
負けるわけにはいかない。だから、痛みにも屈辱にも耐えられる。
護るものの為なら。
*君の事しか、今だけは*
「ここ、って…」
依頼人に告げられた建物の前に立ち、その場所に銀時は驚愕した。三日前に土方が連れ込まれるのを目撃したホテルだ。
『ある要人の世話を、三日ごとにこの時間帯にして欲しい。他言した時の身の保障はこちらではし兼ねるのであしからず』
「いや、まさか要人って土方君…いやいやいやナイナイナイ」
そう呟きながら、華美なロビーを通り過ぎてエレベーターに乗り、指定された部屋へと銀時は向かった。
万事屋に現れたサングラスをかけた黒服の依頼人。
怪しすぎだったが、ジリ貧生活の銀時は多額の報酬金の前にあっさり依頼を引き受けて。
部屋へ辿り着き、渡されたカードキーを差し込むと、ピーという音を立ててロックが外れた。
「すんまっせーん、万事屋ですけどぉ…」
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