「ぎっ、ぎんと、き。もう、許、してぇ!」
「ほう?では被告人、土方十四郎は己の罪を認めると?」
「ちがっ、本当に俺はしてないッ!でも…ひぁあああ!」
「そうですか。ではこの坂田弁護士、尋問を続けます」
「あたしの愛を受け止めて!(はぁと)」
なんだかまたもや長谷川さんが痴漢の容疑で捕まった。
あの人、死んだ痴漢になんか呪いでもかけられてんじゃねーのとか思うんだけど。
で、この間みてぇに弁護士役引き受けてやった、その日の帰り(勿論、勝訴ね)。
眼鏡かけて、前髪だけ七三分けしてスーツ姿だったからさ。
まぁ遠くから見たら俺だって分からねーかも知んないけどさ?
向こう側からミニ丈のおかっぱの可愛い女の子と、サングラスかけてバズーカ背負った男が歩いてくるわけですよ。明らかにその男は土方君なわけですよ。
でね?女の子はとっても楽しそうに「ございまするぅ〜」とか言いながら土方君に話しかけてるわけよ。それを土方君は頷きながら聞いてるわけよ。
明らかに俺と一緒に居る時との態度が違うわけですよ。
そんで俺だと気付かずにすれ違うわけよ。
いやね。ここで普通の奴だったら「浮気現場!」とか思うんだろうけど。
まぁ俺は達観してるからそんなんで一々騒がねーし、土方君が浮気なんて出来るような器用な奴じゃないって知ってるし。どうせ、女の子に頼まれて断りきれなくて付きやってやってんじゃね?みたいなね。
じゃあ何が引っ掛かってるかって?
俺とすれ違ったって気付かなかった事だよ!!
あの野郎ォオオ!!愛しの旦那の仕事帰りに気付かねぇなんて!
丁度良い、浮気の容疑ぃ!とか言って弁護士プレイやってやろーじゃねぇか。
覚悟しろや土方君。
「え、何。なんで怒ってんだ、お前」
「被告人は、口を慎みなさい。以後、許可するまでの一切の言動を禁止します」
「は、ぁ?被告人?え、というか、何でお前、そんな格好」
「慎みなさい」
「・・・」
今夜は二人で会う日だったから、弁護士コスプレのまま土方君をラブホに連行。
最近、SMルームがあるラブホを見つけたからそこに入り、求めてた部屋も空いてたから鍵を貰って滑り込む。
私服である着流しを纏う土方君を乱暴に部屋に押し込み、そのまま手枷つきのベッドに連れて行くととりあえず土方君を拘束。
「なぁ銀時…」
「えー被告人、土方十四郎は本日、午後3時25分に、坂田銀時という恋人がいながら別の女性と親しげにデートをしていた疑いがあります」
「は、ぁ!?」
「よってこれからそれについての詮議を行いたいと思いまぁす」
言いながら俺は逃げ腰になっている土方君の唇に己の唇を重ねる。
「んんっ」
声を出しながら、頑として口を開けようとしない。多分この状況が理解出来ないからソレに対する抵抗なのだろう。それなら、と俺はすぐに乱れる着流しの中に手を差し入れる。
そして、触れるだけのキスで立ち上がっている乳首を引っ張った。
「あうっ!…ふ、ぁう」
ビクン、と反応して口を開く土方君を押さえ込み、乳首を指の腹で捏ね回したり素早く左右に弾きながら無防備になった咥内を舌で犯す。
その間、俺の刺激を感じ続ける身体はビク、ビクッと反応を示した。
あー眼鏡邪魔だ。外せば良かった。
そんな事を思いながら、逃げ回る土方君の舌を追い回しては捕らえ、吸い上げる。
その度に、ちゅばっ、ちゅばといやらしい音が響いた。
うんうん、始まってきた感じ。
「やめっ、いや、もう乳首やめろ、ぉ」
ちゅるっと唇を離してやれば、息を荒くしながら土方君が喘ぐ。
そんな彼に俺はニタリと笑いかけた。
「なぁんでぇ?やましい事がなければ、乳首攻められるのは大好きな筈ですが?」
「えっ、ぁ?意味が、分からない、んだよ、あくぅ!!」
土方君の脇腹を掌で擦るように愛撫しながら、今度は舌で乳首をなじる。
超可愛く色づいて、コリコリ硬くなって主張する土方君の可愛い乳首ちゃん。
「意味が分からない、とはどう意味ですかね。つまり気持ちよすぎて、思考があまり働かないという事ですか?」
「ちっ、違ぇよ!やましい事なんて、ないって、はっ、あ、あっ」
「へぇ、そうなんですか?その割にはココ、なんだかとっても濡れ濡れですが?」
片手を土方君の股間に伸ばし、下着の上から撫で上げる。
俺に開発された可愛い土方君は、俺にキスされて乳首弄るだけでこうなっちゃう。
「やめっ、いや」
「ホラ、よく見てくださいよ被告人?私の指が貴方のヌルヌルしたもので粘り気ついちゃってるんですけど?」
「うぅう…」
土方君の我慢汁をねちょねちょと見せ付けると、嫌がるように顔を背けるからそのほっぺたに塗ってやった。
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