すみません、邪魔ってコレか?
この下の毛の事か総悟ぉおお!!
「ちょ、ちょっと待て総悟!落ち着け!
風呂場で刃物は持っちゃいけません、
でないと石鹸で転んで頭ぶつけるよって
教えただろうがコラぁ!」
「何ですかその教訓、全然知りませんよ。
むしろ俺的にはアンタがすっ転んでくれた方が
全部丸見えで嬉しい所ですぜィ」
今まで火照っていた身体から血の気が引き、
土方は助けを求めるように撮影を見守る松平に視線を送る。
だが、彼は『グッドラック』とでも言うように
ぐわしっと親指を立てていた。
やれってか!?
やれっていうのか!?
誰か、あのフザけた警視庁官の親指折ってくれぇええ!!(@近藤勲)
「あ…ッ、やだ、って言って…」
「ボディソープしかないんですいやせん。
我慢してくだせェ」
備え付けのボディソープを手に取り、
くちゅくちゅと土方の陰毛に付けて泡立てる。
嫌だと叫ぶ土方を無視し、
総悟は袋の裏側にも指を差し入れて満遍なく泡をつけた。
「いやぁ、ンッ!!」
「動いたらいけやせんぜ、
大事なトコを怪我したくなかったら大人しくしててくだせェ」「ふ…、う」
涙ぐむ土方の膝裏を掴み、
両脚を無理矢理広げさせると
頭を持ち上げ始めている股間に総悟が剃刀を当てる。
そして容赦なく剃り始めた。
「あァあ…!」
嘘だろ、嘘だろ!?
イイ歳こいて下の毛剃られてるとか嘘だろ!?
しかもそれをとっつぁんや近藤さんだけじゃなくて、
カメラで撮られてるなんて…!
違う、山崎にも見られてるんだった、畜生…!!
プライドの高い土方にとって、あまりの恥辱。
耐え切れずに両手で顔を隠す。
「あっは、見て下せェ土方さん、大事なトコ。
ツルツルになりましたぜィ…?」
「うぅ…」
楽しそうに笑いながら総悟は剃刀を置くと、
今の状況を意地でも見まいと徹する
土方の両手を顔から剥がした。
「あ…っ、ぁ…」
信じられない、というように土方は涙ぐんだ目を見開いて、
鏡に映された己の下半身を凝視した。
今まで彼の性器を隠すように茂っていた陰毛は全て剃られ、
まるで幼い子供のように男性器が丸出しになっている。
しかも、与えられた刺激のせいで感じまくり、
完全に準備態勢に入っていた。
「成人男性のくせにパイパンなんて、
土方さんてばカ〜ワ〜イ〜イ〜」
そんな土方をニコニコしながら背後から眺め、
言う総悟を睨もうとした瞬間に
風呂椅子から引きずり降ろされる。
「い…ッ」
突然の出来事に、尻もちをついた後に大股開きをしてしまった。
(ここでとうとう撮影スタッフから上がる歓声、
山崎は鼻血を噴出して転倒→本日二回目の気絶)
屈辱で肩を震わせながら、土方は総悟に怒りをぶつける。
「てんめぇぇえ!いい加減にしやが…」
刹那、くちゅりと唇が重ねられる。
いきなりのキスに土方がキョトンをしていると、
その唇を舌で舐めながら総悟は
やけに艶めいた表情で見つめてきた。
「…総悟…?」
「土方さん…
俺、アンタのツルツルチンコ見てたら
興奮してきちまったんでさァ…」
「ぅあッ」
剃られたばかりのソコを、
総悟の細長い指が撫でていく。
ビクリと自然と反応する土方の身体。
ゾクゾクしたものが一瞬で背中を駆けていく。
「や…っう」
「ねぇ、土方さんも感じる?興奮してくれてる?」
土方の脚を己の足で開かせたまま固定し、
猛った雄を相手の尻の割れ目に
擦りつけながら総悟は背後から耳元で囁く。
みるみる再度、火照っていくのは土方の身体。
ドクンと自身が脈打って可笑しくなりそうだ。
「そ、っご、触るなら、しっかり触りやがれクソが…ッ」
「へーぇ?触ってイイんですかィ。
ソイツは願ってもない…」
「ンぁあ!!」
熱い剥き出しの土方自身を
ゆるゆると扱いていた総悟は
クスリと笑うと激しく上下に掌を動かし始めた。
更にじくじくとした熱いものが込み上げ、
我を忘れたかのように土方は首を振って喘いだ。
「あっ、なんか体が変だ、熱くてたまらな、いぃい…ッ」
「あーやっと効いてきたんですかねェ?
可笑しいなァ、
やっぱ直接零さなきゃダメだったんですかねィ」
「は…?ってオイ!
やっぱりさっきの茶に何か入れて…あっ、あぁン!」
また騒ぎ出すのを見かね、
秘部へと自身を突き入れた。
先程使い、まだ残っていたボディソープの泡と
先走りの精液を利用して
ぬぷんと奥へと総悟は侵入させていく。
「いやっ、そんなすぐ動くんじゃ、ねぇ…んんん!」
「何言ってんですかィ、
こんなんじゃ足りないクセに。
躾が足りねーや…」
限界まで足を開かせて総悟はカメラに結合部を見せ付ける。
土方はカメラに撮られてる所ではないらしく、
ひたすらひゃんひゃん鳴きながら口の端から唾液を零した。
「ホラ、鳴いて、もっと泣き叫んでよ土方さ、ん…!」
「あっあんう、もっ、嫌だ、ァ」
ゆさゆさと腰を揺らし、
激しくなる突き上げに整理的な涙を目尻から零す。
AV女優さながらの演技に、撮影スタッフ達は勿論釘付け。
撮影を忘れてしまうほど魅入ってしまっていた。
「ぁっ、もうダメ、イく、イっちまうよ、総悟ぉ…ッ」
「おや奇遇でさァ…俺も、もうすっ、ぐ、くっ…!」
「ぁっ、ぁあっ、・・・あぁぁっ!!」
数分挿し入れを繰り返し、
限界を迎えた二人はほぼ同時に射精する。
その刹那、真選組屯所の大浴場は鼻血の渦で大惨事になる。
どうやらベテランスタッフ達でも、
普段鬼の副長と恐れられる土方の淫らな声と
表情に悩殺されてしまったようだ。
無事に生き残ったのは
松平と近藤と山崎(かろうじて生還)。
「とっつぁん…ヤバイよ、
なんか鼻血で撮影機具メチャクチャなんだけど。
今までの撮影パーなんだけど」
「あーヤバイなぁ。
これは確実にオジサンの首が飛ぶなぁ…ゴリラ」
「えぇぇええ!?言ってる場合!?
ちょ、トシ、総悟ぉおお!
どうしようコレ!どうすんのコレ!」
「局長ぉおお!大丈夫です、
この山崎退が一部始終撮ってましたから!」
山崎の活躍(?)により、
なんとか切腹せずにすんだ松平と真選組。
その後、一体この淫行ビデオが
どんな用途で幕府の人々に回ったかは、また別の話。
おしまい