「あ、あ、や、いやぁ…!」

今まで気持ち良さそうにしていた土方君が、指で秘所を解き始めた途端に逃げ腰になる。
それを押さえながら俺は土方君が恐怖感を抱かないように体をさすった。

「いあっ、やだ、抜いて、くれ、いやだ!」
「土方君、怖くないよ。だから息、ゆっくり繰り返して」
「ふ、ぅ…」

コクリと頷いてくれたけどその目尻には涙が浮かぶ。
そりゃあ、いきなり肛門に指を突っ込まれたら未知なる恐怖と痛み、異物感に泣きたくもなるだろう。
そんな土方君にちょっぴり俺のS心が頭をもたげたけど、今日は優しくするって決めたからあの子に合わせる。
恐い、なんて思わせないように。

「優しくすっから…」

男とヤんのは初めてだけど、女の子を何人も善がらせたこの経験で絶対ぇ土方君を気持ち良くさせてやる。
土方君が全身で祝ってくれるってんなら、それに応えたいよ。

「ん、ぁ、は、ぁ、ああ、」
「どう?慣れてきた?」
「わ、かんな、い」

土方君の先走りを絡めてぬぷぬぷと前後させる指。
ピク、ピク、と体を痙攣させつつもちゃんと返事してくれる。
それが嬉しくて、本当に嬉しくて、土方君の自身に手を伸ばして上下に扱いた。

「ひぁ!」
「ねぇ土方君?もうそろそろ良いかな」
「ん…」

キュプッと指を引き抜くと、唾液を零した土方君と目が合う。
すると彼は意を決したように瞼をつむったかと思えば、そろそろと両手を己の膝裏に差し入れ。

「来いよ、銀時…」

ご開帳なさいましたぁあああああ!!!!!
ちょっ店長!店長?何、とりあえず夢じゃねーのコレぇええ!
だって俺の愛しの土方君が自らM字開脚ぅううう!!

エロいよエロすぎるよ顔も体も声も何もかもエロいよそれだけでイけそうだと僕は思いましたアレ作文?

「土方君…じゃ、入れるから。息止めたり、力入れたりしちゃダメだよ」
「あ、あ」

とりあえず夢が覚めない内に、もう銀時だけにギンギンの我が息子をパックリ開いてる土方君の入り口にあてる。するとビクッと体を震わせてくるから、言葉にならない気持ちが溢れた。

「ん、ぁ」

つぷ、と押し入れると土方君の口から切なげな声が漏れる。それを見計らって俺は一気に楔を押し入れた。

「・・・・ッ!!」
「っは、入ったよ、全部…痛、い?」
「へい、きだ、…ぁ、ん」


指とは数段違う圧迫感に耐えるように土方君は浅く呼吸をする。
その様子は、可哀相で早くなんとかしてあげたかった。
でも、すぐに動いて良いのかな。痛くねーかな…

「ぎん、とき。大丈夫だから」

一向に始めようとしない俺を見かねたのか、それでも励ますように彼は笑う。
その漆黒の双眸を涙で潤ませて。

「俺と初めて、したいんだろ…?」
「・・・本当、敵わないよお前には…」
「ん・・・ンッ!」

土方君の腕をとり、俺の首に絡ませてキスをする。それを合図にピストンを開始した。
下は畳だし、ベッドのスプリングのように負担を中和をしてくれないだろう。
それでも愛しい目の前のこの子は必死に俺にしがみつき、耐えようとしてくれてる。

「んっ、ん、んん、」

どうしたら気持ち良くなってくれるんだろう。
土方君の声を聴きながら、そういえば前立腺というものが男には存在していたのを思い出す。
そうだ、そこを刺激すれば…えっと位置は確か…土方君の睾丸がソコだから…この辺?

「あう!?」

探りながら抉ると、掠めた瞬間に土方君が目を見開いて叫ぶ。うわお、ビンゴ!
そんな喜んでる俺とは裏腹に、今の刺激に土方君は驚いたみたいだ。

「な、何、何だ今の」
「男のきもちー所。ソコ攻めてあげるな?」
「ま待って、銀、と、あっ、あああ!」
「…ダメ。もう待てね、ぇ…」

土方君の気持ち良さそうな顔を見て、声を聴いたらもう駄目だった。
これ以上理性で俺の中の白い獣さんを抑えられそうにありません。
快感に空を蹴るその足を肩に担ぎ、俺は前立腺目掛けてガツガツと腰を打ちつけた。

「あっ、ああっ、く、はぁ、変、変だ、俺…あっ」
「ん、なに?何が、変…?」
「何か、可笑しくなっちまいそ…あっ、やぁ」
「いーよ。おかしくなろ、一緒に…」

じゅぷっ、ぬぷぷっ!とやらしい音が俺と土方君の結合部分から絶え間なく鳴る。
さっきまで翻弄されてた土方君はどこへやら、なんだかんだで腰振って鳴いてくれてる。

このスケベ。
そう思うのと同時に、じわりとしたものが込み上げた。

「は、はぁ、イく、イっていい…?」
「あっ、ああ、!」

それが喘ぎ声なのか返答なのか分からなかったが、宣言した直後にキュッと土方君の直腸が俺を熱く締め付ける。
果てるのは一緒が良くて、気付けば無我夢中で愛しい人の牡も扱いていて、幸せな気持ちのまま俺達は絶頂を迎えた。


「はぁ、はぁ、ぁ、土方君…ど、うだった?」
「…疲れた」

息も絶え絶えに圧し掛かりながら問うと、何とも釣れない答え。
なんだとコノヤロー!あんな、初めてか分かんねーくらい悦がってたくせに!
クソ、もうこうなったらこのまま第二ラウンド突入だ!
嫌だって言っても、もうすげー濃いSM羞恥プレイを…

「おめでと」
「へ」

そんな決意を固めた刹那、小さく呟かれる。そして時計を指差すから何かと視線を向ければ、針は0時15分を指していた。

「誕生日おめでとう、銀時」

そう言って、土方君が汗をかいたせいで額にはりついた俺の前髪を掻き分けて笑ってくれた。
それが無性に嬉しくて、誕生日を一緒に迎えてくれた事に柄にもなく泣きそうになって…お礼を込めてその唇にキスをする。
そして少し笑った後、もう一度俺達は唇を重ねた。

よし。中出ししちゃったし、次は掻き出す為に露天風呂プレイで行こう。
こんな素敵なプレゼントをくれて土方君は本当に愛しいなぁ、と僕は思いました。

あれ、やっぱり作文だ。


End

銀たん、誕生日おめでとう!

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